中学時代の初恋の想い出

私の初恋は中学二年の秋でした。当時の私はたいへんな人見知りで、同じクラスの中でも話ができる生徒は数名しかいませんでした。
そんなときに席替えがあったのですが、教室の中で私の席がある列の先頭が、可愛い顔をした女子の席になりました。
私は授業に集中することができず、後ろからその女子のほうをチラチラと見ていました。もちろん、その女子と話をしたことはありませんでした。
季節は秋になり、運動会の時期を迎えました。クラス全員で各種目の練習をしながらも、私はその女子のことが気になっていました。
運動会の本番当日になり、プログラム通りに種目が進められていきました。そして、最後のプログラムは学年全体のダンスでした。
ダンスは、男子と女子が手を握り合って簡単な社交ダンスを披露するというものでした。
私は順番に女子と手を握り合いながらダンスをし、とうとう気になっていた女子と踊る番がやってきました。
私はドキドキしながらも、その女子の手を握って踊りました。とてつもなく緊張しましたが、その女子が終始笑顔で踊ってくれたことを今でも鮮明に覚えています。
この中学二年の運動会は、今でも淡い初恋の想い出です。